相談内容

豊中市で新築分譲マンションを購入する際に「ゆとりローン」を利用したＫさんから、「月々の支払いが当初の倍になり返済が続けられない。どうしたら良いか」というご相談をいただきました。

Ｋさんは上場企業に勤務するサラリーマンですが会社の業績は思わしくなく、想定していたよりも昇給が無かったそうです。

借入当初の返済額は11万円程度でしたが、現在は毎月24万円の返済を続けていました。お子さまが相次いで大学進学されたこともあり、住宅ローンの返済はとても続けられる状態ではありませんでした。

当社で任意売却のメリットやデメリット、また想定される期間などをご説明し、Ｋさんは任意売却をする決断をされました。

Ｋさんの場合、まだ住宅ローンの滞納が無く、ご相談いただいた次の月から返済を止め、6か月後に代位弁済がされた後に任意売却となりました。

代位弁済からサービサー決定、販売価格決定と進み、販売開始後は人気のエリアだったこともあり1ヶ月ほどで契約となりました。

Ｋさんは任意売却の販売開始前に、より販売活動をスムーズにするため、豊中市から池田市内にある賃貸マンション
に引越しました。

任意売却後には500万円を超える残債務が残りますが、子供たちが独立するまではどうしても自己破産したくないというご主人の希望から、毎月2万円ずつ分割で返済することに。お子さまの大学卒業後（2年後）には自己破産をする予定です。

住宅ローンの支払いが苦しくなったと思ったら子供たちの教育費がどんと上がってしまいどうしたら良いか分からず当社に助けを求めました。

任意売却や自己破産といった言葉を聞いた時、最初は正直怖くなりました。これで人生は終わったと。ただ、今は子育てを終え、自己破産をし、その後に本当の意味で再スタートできるのが楽しみで仕方ありません。

Ｋさんは典型的なゆとりローンの被害者です。終身雇用と昇給制度の前提が崩れてしまい、Ｋさんにはどうする事もできない状況になってしまっていました。

また、お子様2人を大学まで通わせるため教育費の支払いを優先されたことも状況を悪化させることとなりました。
住宅ローンを滞納する前のご相談だったため、良い形で任意売却ができたのは幸いでした。

早めの対応が有利な解決への近道です。是非当社にご相談ください。