任意売却の前にできる対策
当社では、収入減などの理由で住宅ローンの支払いが難しくなった時、任意売却を検討するまえにできる対策をアドバイスしています。
1.生活費を見直す
住宅ローンの支払いができなくなるまでに数ヶ月の余裕がある場合は、家計の見直しをすることで問題が解消することもあります。
例えば、明らかに生活に見合わない家族みんなの保険を解約するだけでも、月数千円~数万円もの節約ができることも。
またそれなりに子育てなども落ち着いた妻が専業主婦をしている場合は、週に数回だけでもパートやアルバイトに出てもらうことにより、住宅ローンに充てられる収入が得られると可能性もあります。
2. 金融機関にリスケジュールや減額の相談
契約した住宅ローンから逃げずに現状ときちんと向き合うといった意味では、お金を借りた金融機関に相談をするのも誠実な対応と考えられます。
例えば、まだ何とか住宅ローンの返済ができている早い段階であれば、リスケジュールや月々の返済額の減額といった返済計画の見直しができる可能性もでてきます。
これに対してお金を支払えない罪悪感により金融機関から逃げ続けていると、そこから生じる悪循環はどんどん酷くなる可能性もあります。
3.住宅ローンの借り換え
月々1~2万円ほど減額されるだけで住宅ローンを支払い続けられる人の場合、借り換えローンの利用がおすすめとなる場合もあります。
2ヶ月連続で金利が下がっていた2017年9月の段階では、借り換えローンを利用することで月々の返済額がだいぶ下がるといった見方もあります。
また借り換えローンには、個人の信用が落ちないという大きなメリットもあるため、早めに金融機関に相談をすることで高い好循環が生まれる方法となります。
このように住宅ローンの支払いが難しくなったときには一度、家族で話合い、対策を講じることで差押えなどを回避できる可能性があります。